歯科関連の採用と面接

歯科関連の採用と面接についてみていきます。

面接者の素顔を見ておくこと

面接の時には、意見や考え方を問う記述試験のような面接をすることをお勧めします。

例えば、「あなたは患者さんのクレームにどう対処していましたか?」とか「あなたは将来どんなことをしたいですか? 何を目指していますか?」などの質問をして反応を見ましょう。面接者の素顔に触れることができると思います。

また履歴書の職歴の中に「退職」の記述があった場合、退職理由もしっかりと聞いておきましょう。必要以上に自分を正当化しようとするタイプだとしたら、後々医院でのトラブルの種にもなりかねませんから、注意が必要です。

では、面接者が求めるものは何か

 

良い面接の仕方は

O シミュレートを行う

「患者さんからこういうクレームが来たら、なんて答えますか?」

「TBIはどの様にしていますか」

「将来どんなことがしたいんですか」

・・・素顔に触れられる・・・

X スキルを聞く

「スケーリングはどの程度のスピードでできますか」

「患者受け持ち性で対応できますか」

「口腔内カメラはとれますか」

・・・人柄がわからない・・・

 

四つに大別される面接者のこだわり

仕事・・・仕事にやりがいが感じられば前向きに努力するタイプ。医院の治療内容や医院の教育

システムなどを聞いてくる。

人間関係・・・院内の雰囲気が良く、人間関係が円滑にいくことを重視するタイプ。現スタッフの

年齢、在籍年数などをきにする。

お金・・・とにかく給料が高い事を枯坊するタイプ。残業手当や賞与の支給額などを知りたがり、

何でもおかね!お金!とすぐに言いだす。

時間・・・時間内に仕事を終わらせ、休みをきちんと取りたいタイプ。勤務時間、休みの日数、

有給休暇の取得はできるかなど、院長(経営者)からは細かいと感じられるかも知れない

質問をする。既婚者や主婦、子供がいる場合には、本人にとっては重要な事であるので

配慮したい。

 

スタッフも面接に立ち会わせてみよう

現スタッフの機嫌を損ねてはいけない!

採用を決める最終決定者はもちろん院長ですが、院長の独断によって採用が決まった場合、現スタッフとしては快くは思わないでしょう。後でトラブルが起こらない様に、採用の決定にあたっては、現スタッフの意見を聞き入れる姿勢こそ大切です。この部分は重要ですから、最後まで手を抜かないようにして下さい。

 

「実例・・・明暗を分けたスタッフの協力の有無 」

-失敗例-

院長が「思いつき」で採用

比較的大きな病院でのこと。院長ひとりの判断で新卒の男性歯科医師を採用した。採用が決まってから、スタッフへの紹介と勤務前の事前説明を兼ねて、一度医院に来てもらおうと、院長が勤務医に電話連絡を頼んだ。電話を掛けた勤務医が採用予定者から「なぜ、あなたからお電話を頂くのですか?」と言われた。さらに約束の日、その歯科医師は30分以上も遅れてきた。

勤務のスタートの日、この日も30分以上遅れて来た。勤務医が、時間にルーズな事に対して指摘したところ「すみません」と言う言葉はなかった。その後、医院に溶け込むことができず、1週間で退職してしまったとの事。

この医院での失敗の原因は、多角的なチェックを怠り、何となく気に入って、思いつきで採用を決めてしまった院長に原因がある。軽率な採用が原因で、チームの和が乱されてしまったのだ。

-成功例-

スタッフと協力して採用、教育

受付を交代で行っていた助手が、二人とも円満退職することとなった。医院の要でもなっている受付が退職することの影響がが懸念されたため、今まで存在していなかった「受付マニュアル」を作成することになった。日常の受付対応から保険請求までの手順を書きしるした物である。院長も勤務医も、これを機会に勉強することに。歯科衛生士も受付業務を何とかこなせるように教育した。 医院の求める新しい人材は「明るく活発な人」。採用に当たっては、院長、勤務医、歯科衛生士の3人で対応した。

院長は大まかな医院の診療方針などについて説明し、勤務医がもっと具体的な説明、歯科衛生士はスタッフとしての心構えなどを補足した。

新しく採用した二人の教育については「受付マニュアル」を中心に担当者を決め、医院全員が交代で行った。いまでは受付業務、歯科助手業務を立派にこなしている。

この医院が成功した理由は言うまでもなく、医院全員が一つのチームとなって、採用から新人教育までを行ったことである。

 

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